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zoom RSS 台湾ドラマ「ザ・ホスピタル」と日本のドラマ「白い巨塔」との比較

<<   作成日時 : 2008/01/20 23:06   >>

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「ザ・ホスピタル」は、現在NHKBS2で放映中の台湾ドラマである。「白い巨塔」は、過去にフジテレビで放映された。両者は、共に大学病院内の派閥抗争と医療ミスの問題をストーリーの主軸としている。

違うのは、「白い巨塔」の主人公の外科医財前五郎(唐沢寿明)のほうは、派閥抗争と医療ミスの当事者であるが、「ザ・ホスピタル」の主人公スー・イーホア(ジェリー・イェン)は、派閥抗争に巻き込まれる被害者のスタンスであり、医療ミスに関係するのは、彼の愛する麻酔科医のグァン・シン(チャン・チュンニン)であるというところだ。スー・イーホアの立場は、「白い巨塔」では、内科医の里見(江口洋介)に近い。

財前は、教授になるため、産科医の姑(西田敏行)が金をばらまく。スー・イーホアの大学病院は、院長が間もなく引退するので、次期院長の座をねらって外科のタン部長と内科のシュー部長が険悪な仲で、この二人の争いにスー・イーホアが巻き込まれるのである。

財前は、自分の恩師の教授に対する復讐心のため、患者の検査を怠って強攻に手術を行い、その結果患者を死に至らしめる。財前のとった行動は、人の命を預かる医師にはあるまじき行為であり、判断であった。

スー・イーホアは、台湾総統の娘に対し自分がするはずだった手術を、外科のタン部長が手柄を横取りする魂胆で奪われ、結果として患者の症状の悪化を招く。しかし、タン部長は、自分が院長になるために不利なことは一切させないようにし、自分に逆らったスー・イーホアを孤立させる。患者の命のことなど全く考えない、独善的な人間として描かれている。院長の座にたいするその執念はすさまじく、自分の立場のことしか考えない、まるで子供のようにダダをこねる低級な人物として描かれている。

財前は、自ら肺癌にかかり、命を失う。原作の小説ではどうなっているか知らないのだが、ドラマのほうでは、自らのエゴによって医療ミスを犯したにもかかわらず、外科医としては優秀であったという、善人風を吹かせた終わり方になっている。

これは、明らかに大学病院という権威に屈した描き方であり、私は、非常に不快に思う。こんな脚本を書いた井上由美子氏が、社会派シナリオライターとして世間で認められているのは、日本社会が権威に弱いからだと、私は思う。はっきり言って、井上由美子氏のこの脚本は、私には恥ずかしいできあがりだ。

「ザ・ホスピタル」では、欲にかられた人間の醜さや残酷さをよく描いていて、これからどういう展開になっていくのか、とても楽しみである。

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